内容証明とは/郵便物の証明・効力

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内容証明郵便とは?



例えば、友人にお金を貸していたとします。そのときは返済時期など決めずに貸しました。ところが、1ヵ月後、急な出費でお金が足りなくなったため、友人に貸していたお金を返済するよう催促しました。

お金を返して欲しいと思い相手側に催促し、スムーズに応じてくれて返金されれば良いのですが、中にはもう少し待ってほしいと引き伸ばされることもあります。

電話で話したり、普通の手紙では、あとから相手側に「電話でなんか聞いてない」や「手紙なんてもらってない」と主張されますと、相手側に催促した意思表示の到達が証明することができず、反論できなくなります。

ですが、内容証明郵便であれば、郵便局が郵便物を「いつ出したか(送達した事実)」とその「郵便物の内容」を証明してくれます。

詳しくは「内容証明の書き方」で説明しますが、内容証明郵便は同じ文面のものを3通作り、郵便局に差し出します。郵便局員が形式通りに書かれているか確認した後、

1通:郵便局で保管
1通:相手側に郵送
1通・差出人(本人)に返却

といった形でそれぞれが保持しますので、あとから相手側が「そんな内容の文章ではなかった」と言われても、言い逃れはできません。

また、相手側が「受け取った事実」や「受け取った日付」などの「到達した事実」を証明するには、配達証明を付けた内容証明郵便にしておけば、簡単に証明することができます。


効果・効力

内容証明郵便は、「書いた内容」と「相手に送達した事実」を証明できますが、それ以外にも活用の仕方があります。

「相手側に心理的圧迫を与えることができる」
特に内容証明郵便を知らない人が形式的に書かれた文章をみると、いかにも重要な文書のように感じ、文章の内容に応じなければ「大変なことになる」と抱いてしまいます。

心理的に動揺させることで、今まで音沙汰が無かったものが急に連絡をしてきたり、要求に応じるといったことがあります。


まとめ 内容証明とは・効力

手紙の書いた内容といつ出したかを郵便局で証明してくれるもの。
相手次第では心理的な圧迫感を与えることができる。
その他、内容証明に配達証明を付ける事で到達、受取の有無も証明できる。




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